Neural Network Console をいじる
雑誌「インターフェース」(CQ 出版社)のバックナンバー(2017 年 12 月号)を読み返していたら、ソニーが開発した Neural Network Console が特集されているのを見掛けまして。そう言えばまだ試したことがなかったので、早速いじってみることにしました。
同ツールにはクラウド版もありますが、手元で自由に触りたかったので Windows 版アプリケーションを選択します。
https://dl.sony.com/ja/app/
最新版は、2019 年 12 月 03 日にリリースされた 1.6.0(※ 2020 年 03 月 03 日現在)。サイズが 1GByte ありますので、有線インターネット接続でないとなかなか厳しいかもしれません。私の環境は光ファイバー回線でしたので、ダウンロード自体は3分も掛からず完了しましたが。
インストールは、zip ファイルを解凍するだけです。ただし、かなりのストレージ空き容量を必要としますので注意しましょう。展開した後のフォルダのサイズを調べたら 2.6GByte ありました。ダウンロードした zip ファイルと合わせて 4GByte くらいの空きが最初は必要ですので、ストレージに余裕がある状態で作業を始めた方が良いかと思います。
注意点としてはセットアップ・ガイドにもありますが、zip を展開するフォルダのパスでしょうか。日本語が含まれないことと、書き込み権限があることとされています。念のため空白文字も入れないように、c:¥Neural_Network_Console のように c ドライブ直下に新しくディレクトリを作成して、そこで展開してやるのが良いでしょう。
その他、Visual Studio 2015 Visual C++ 再頒布パッケージもインストールしておきます。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2977003/the-latest-supported-visual-c-downloads
その他、セットアップの詳細はドキュメントを参照してもらえればと思います。
https://support.dl.sony.com/docs-ja/#Setupandpreparation
ただ、2020 年 03 月 03 日現在では、Google アカウントによるアクティベーションはうまく機能しないようです。私は何度か試してダメだったので、結局 Sony アカウントを新規作成してそちらでアクティベーションしました。
2020 年 03 月 04 日(今日!)にアップデートされた Ver. 1.7.0 では、その不具合は解消されているという情報があります。ですので、これからインストールされる方は Google アカウントでも問題なくアクティベーションできるかもしれません。
アクティベーションまで終了すると、サンプル・プロジェクトを大量に備えたホーム画面が表示されると思います。
今回は、初回ということでインストールの概要とアプリケーションの起動までご紹介しました。次回からはサンプル・プロジェクトをいじりながら、実際に Neural Network Console を動かしていきたいと思います。